約 2,817,631 件
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2567.html
第一話『運命の車輪~ホイール・オブ・フォーチュン~』 どんな場所でも、一人くらいは絶対の信頼を置かれている人物はいる。 時空管理局では“エース・オブ・エース”の高町なのは一等空尉等がそれに当たるだろう。 ここミッドチルダ南部にもそんな人物が一人。 だが、その人物の素性を外部の人間が聞いたら驚くのではないだろうか? 男の職業はギャング。 裏の世界の住人が一般市民に親しまれている。 この嘘の様な状況が成り立つのは、ひとえに男の人徳の所以だ。 男はギャングであったが堅気に迷惑を掛けた事は一切無い。 恐喝、闇金、麻薬、人身売買。 これらの全てを男は忌み嫌い、それを行う者全てを許さなかった。 男は決して法を破る事は無い――― 同業者以外の者にではあるが。 ならば何故、男は自らをギャングと呼ぶのか? 理由は単純。 男が他の組織を次々と潰して乗っ取っているからだ。 自分達に害を為すギャングを潰してくれてる上に、本人は人格者。 そんな男を嫌悪する一般市民がいるのだろうか? 彼の人気ときたら法の番人である管理局ですら彼に手出しできないほどであった。 局員の多くがテレビにしか存在しないと思っていた正義のヒーローを敬い。 ギャングと癒着して甘い汁を吸っていた者ですら、市民の反発を恐れて彼を見逃す羽目になっていた。 男がここへ来て半年。 南部にあるほとんどの組織は男によって解体され、市民の心もがっちりと掴んでいた。 男の名はブローノ・ブチャラティ。 ギャングでありながら、最もギャングを嫌う矛盾した存在。 そんな彼の事務所には今日も客人が二人。 「ブチャラティさん! 受かった! Bランク試験受かったよ!」 「そうか、そりゃよかったな」 「まぁ、ギリギリだったんですけどね……」 「それでも合格は合格だ。どれ、ケーキでも奢ってやろう」 「はいっ!ご馳走さんです」 事務所の扉を割りかねない勢いでやってきた来訪者。 はしゃぎながら入ってくる青と、落ち着いた様に見せようとするも今一喜びを隠しきれない橙。 一応ギャングのオフィスであるはずなのに二人は堂々と入ってゆく。 椅子に座って、なにやら地図を眺めているブチャラティ。 彼ももすっかり慣れたの様子で二人に対応する。 「あっ、ちょっと待っててくださいね。お茶淹れますから」 少女、ティアナ・ランスターがお茶を淹れようと走るのを制止するもう一人の少女スバル・ナカジマ。 「はははっ。ティアったら聞いてなかったの? ブチャラティさんがケーキを奢ってくれるんだからお茶は淹れなくていいのよ」 スバルに指摘されて真っ赤になるティアナ。 彼女も十分すぎるほどに舞い上がっていたという事だ。 それを認めたくないが故にティアナは苦しい嘘を重ねる。 「聞いてたわよ!でもね、行く途中に喉が渇くかもしれないじゃないの!?」 だが赤面したままの言い訳は逆効果となり、ついついブチャラティも笑ってしまう。 「ちょっと、ブチャラティさんまで笑わないでくださいよ!」 「すまんな。二人が微笑ましくてつい」 「そうやって私をからかう~」 そうやってむくれるティアナであったがブチャラティにはそんな意図は微塵も無い。 本当に彼は微笑ましく思っているのだ。 かつての仲間と同年代の彼女達が楽しそうにしていることを。 「ほら、分かったからさっさとケーキ屋に行くぞ。 スバルもあんまりティアナをからかうな」 「「はーい」」 ケーキ屋の途中で彼はすれ違う人々のほとんどから挨拶されている。 当たり前のように通行人たちと挨拶を交わすブチャラティを感心の目で見る二人。 「……やっぱり凄いですね」 「本当にビックリするよ。ブチャラティさんの人望には」 「散々派手にやっちまったからな。いやでも目立っちまうだけさ」 ケーキ屋までは徒歩で片道20分はかかる。 なんだかんだで話は流れて、Bランクの取得試験の話へと飛ぶ。 「それでね、私の憧れのなのはさんが目の前に立っててね」 「はいはい、アンタは興奮しすぎなのよ。ブチャラティさん困ってるでしょ?」 「いや、俺は大丈夫だ。続きを聞かせてくれないか?」 「それで、怒られたんだけど二次試験の権利をくれてね。それに合格した訳ですよ!」 「スバルらしい話だな」 嬉しそうに合格までの経緯を語るスバル。 それをたしなめながらも、さり気無く自慢気に話すティアナ。 二人の会話に基本相槌を打ちながらもちょくちょく質問を入れるブチャラティ。 実に平和な三人。 だが目的地のケーキ屋まで約半分。 スバルの声のトーンが急に変わった。 「それでね…私達、なのはさん達が創立する新部隊に転属する事が決まったの……」 俯きながら話すスバル。 そんな彼女を見てられなくなったのかティアナが話を引き継ぐ。 「で、機動六課。私達の転属先なんですが……中央区にあるんで、しばらくお別れになってしまうんですよ… すみませんね、食事前にこんな暗い話題しちゃって……」 唐突に告げられたしばしの別れ。 ギャングになり幾度も体験してきたそれはまたしても訪れる。 暗い沈黙だけが三人の周りを覆っていた。 そしてたどり着いたケーキ屋。 それぞれが好みのケーキを頼み、席に着く。 そこでスバルが口を開いた。 「ブチャラティさんが管理局……機動六課に入れば解決するんじゃないかな? ほら、前に見せてもらったスタンドさえあれば十分やってけるよ?」 一抹の期待を掛けたその言葉はあっけなく打ち破られる。 「すまないが俺は裏の世界の住人……管理局みたいな表舞台に出るのには相応しくない」 「そんな事ありません!あなたは…あなたほどこの地区の為に生きてきた人を私は知らないです!」 「ありがとうティアナ。だがな、まだこの町のギャングは全て潰してない。 潰すだけなら管理局でも出来るかもしれない。 だがな、ギャングはその程度じゃ始末がつかねぇんだ…… 後始末までキッチリやって完全に被害者を無くす、これは俺にしか出来ない。分かってくれ」 「でもッ!でもッッ!!」 必死で反論しようとするスバル。 だが、ブチャラティはそんな二人を怒鳴りつけた。 「でも何だ!?お前ら甘ったれてるんじゃねぇぞ!! その機動六課とやらは自分で選んだ道なんだ!俺一人位は切り捨てて見せろ!!」 「ッッ!」 今にも流れ落ちそうになる涙を必死に食い止める二人。 ブチャラティはその間にも店員に金を支払って店から出ようとする。 店員も止めようと思ったが止める事はできなかった。 ギャングの持つオーラ。 普段の温厚で親切な彼からは想像できない殺気が店員の口を止めた。 「すまんな、騒ぎを起こしちまって。これで勘弁してくれないか?」 店員に謝罪しながら、実際の代金とは零が一つ違う料金を差し出すブチャラティ。 「ああ、あんまり気にしすぎる事は無いぜ」 「感謝する」 奥から店長が出てきて、ブチャラティからお札を受け取る。 ゆっくり開く自動ドア。 そしてブチャラティは外へと出て行った―――― ☆ ★ ☆ いたたまれない空気に耐え切れずに店から出てゆく人々。 残された二人は暫らく無言を貫いていた。 20、30分は続いた痛々しい沈黙。 それを破ったティアナがポツポツと話し始める。 「私達…情けないわね」 「そうだねティア……私達はマンモーニだったのかもしれない」 「でも、ここで止まっちゃ私達は本当のマンモーニになっちゃうわよね?」 「うん!行かなくちゃ!行かなくちゃきっと私達は一生弱いままだ!」 「で、ブチャラティさんの行く先はわかんの?」 「うっ…………す、隅々から探せばいいんじゃないかな~なんて…」 「はぁ~。実際それしかないのが辛いところよね」 そういって店から飛び出る二人。 二人の目には既に迷いの色は消え去っていた。 いや、迷いどころか他の事は全く目に入らないらしい。 支払いを完全に忘れていた彼女達の幸運は、ブチャラティが既に代金を払い終わっていた事だろう。 走り続ける二人の脳裏に浮かぶのはあの日の出来事。 命を救ってもらったあの日。 自分達の正義を再確認させてもらったあの日。 そして、ブローノ・ブチャラティという名の正義に出会わせてもらったあの日。 二人はブチャラティに会って何を言うのかは決まってない。 だけど何か言わなくちゃいけない。 言わなかったら彼とは永遠に会うことが出来なくなる。 そんな気がしていたのだ。 ブチャラティさん、私達謝る! これからは自分の覚悟を曲げるような事は言わない! だから、だからこれがお別れなんてやめてよぅ…… そうよ!私達にはそれぞれ夢があるの! あなた一人と別れる位は耐えて見せるわ!! だから、だから最期くらいはきっちりと……ね? ☆ ★ ☆ やっちまったな… だが後悔はしていない。 あの程度で潰れるようならアイツらはそこまでだ。 だがな、俺は二人に期待してるんだぜ? これで成長してくれるといいんだがな…… ここで自分の面倒見のよさに苦笑するブチャラティ。 ジョルノ達は…… いや、俺の部下と比べるのが間違ってるな。 逆にアイツらは面倒の見甲斐が無さ過ぎる。 普通の15、16歳は彼女達みたいな感じなんだろうけどな。 どうも血生臭い世界に浸ってた所為で一般的な感覚が麻痺っちまってるみたいだ。 多少郷愁に浸りそうになるもようやく現実世界に帰ってくる。 しかし、彼は少々後悔した。 ここへ来てからはまだ日が浅い。 その上、現在地は謎の草原。 更に悪い事に、先ほどまで晴れ渡っていた天気は急変して、今にも雨が降りそうであった。 いや、降りそうなのではなくてもう降り始めていた。 ピシャ―ンという音を立てて落ちてくる雷。 彼だってイタリア人。 自分の身嗜みには非常に気を遣っていた。 そんな彼が自分の一張羅がずぶ濡れになるのを好むはずが無く、彼は巨木の下へと避難する。 その巨木の元に入った途端に、待ってましたとばかり大雨が降り出す。 困った事になったな。 これがブチャラティの素直な感想であった。 ここ最近の疲れが溜まってきてる上に、今日はずっと歩き続き。 そんな環境で疲れないはずが無い。 彼の体にはずっしりと睡魔がのしかかっていた。 そんな彼の指先が、よっかかっている木の傷に気が付く。 何となく気になって振り返りその傷を見る。 『FATE TESTAROSSA』 汚い字で彫られたそれは恐らく人名。 運命の名を冠する子供が何らかの機会にこの木の下で彫ったもの。 運命……か… 運命に翻弄されながらも最期まで抗い続けた自分の短い人生。 思えば…色々とあったよな 父と母の離婚 父についてゆくと決意した自分 恐らくここで俺の運命はある程度決まったのだろう 麻薬の取引に巻き込まれた父 病院に送られた父 報復に来るヤクの売人達 初めて人を殺した自分 そして…これが俺の人生最大の転機 パッショーネへの入団 スタンドの発現 個性的な部下達 ……麻薬を売る組織への失望 ゆるやかに死んでゆく俺 ジョルノとの出会い 幹部への昇進 俺らのチームにジョルノという名の黄金の旋風が吹き込んだ ボスの娘の護衛任務 ボスの裏切り ボスへの反逆 これが原因で俺は死んだ……だが俺は後悔してない… あんな世界でも俺は自分の信じる道を歩いてゆきたかった… 再び宿した生 倒れてゆく仲間達 鎮魂歌 そして……二度目の死 俺は遂に運命を解き放つことに成功した だが運命はそう簡単に俺を解放するつもりが無いらしい。 またもや俺は生を得る事となった。 それも異世界でだ。 自らの運命を頭の中で再び辿っていったブチャラティであったが、遂に睡魔に負けてしまったらしい。 スティッキー・フィンガーズの能力を使い、木に即席でベッドを作った。 何となくであったが名前の彫ってある部分を避けてだ。 名前の部分をあえて避けた理由は彼にも分からない。 彼の取り付けたジッパーなら完璧に復元できる。 頭の中では理解していても心が、フェイトとテスタロッサの文字を一時であっても切り離す事を拒んだのだ。 そして眠りに着くブチャラティ。 彼は果たして如何なる夢を見ているのだろうか? 眉一つ動かさないその寝顔からそれを察する事はできない――――― To be contenued…… 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/54563.html
『ガキは学校に行け!』という言葉から察するに、まともな教育を受けられなかったことにけっこう未練があるみたいだ。『恥知らず』のフーゴの妄想だと凄い勉強家になってたし。 -- 名無しさん (2013-10-23 16 48 19) 主人公とラスボス両方とサシで交戦し、どちらも『相手のスタンド能力の効果で自分自身を目撃する』という稀有な体験をしている人。 -- 名無しさん (2013-11-02 12 05 29) 死者として生きず、生者として死す! そして矢はジョルノの手に……。 -- 名無しさん (2013-11-02 14 35 46) ジョジョで最も『男らしい』キャラの一角。初登場時は気ッ色悪い笑みを浮かべたホモにしか見えんかったのに・・・w -- 名無しさん (2013-11-08 18 06 20) 初登場時のキモさが逆に後のかっこよさにつながってると思う ギャップがまたよい -- 名無しさん (2014-03-26 09 56 12) 20になったばかりで街の人からの信頼を一身に集め、尚且つ道行く人が皆気軽に挨拶を交わす。恐ろしい漢だ。 -- 名無しさん (2014-05-05 19 27 00) トリッシュ目線だと、あの髪型はチューリップに似てるらしい。 -- 名無しさん (2014-07-01 21 49 22) やなんでチューリップなんだろう↑ -- 名無しさん (2014-08-02 21 06 57) ↑いつもの荒木のノリか、ホントにあんな感じのチューリップがあるかだろう。個人的にはおかっぱよりテントウムシみたいなアレの方が気になるが -- 名無しさん (2014-08-13 00 54 50) ソフトマシーンで真っ平らになったナランチャの体を表現した時の言い回しが、非常事態にしてもかなりおかしい -- 名無しさん (2014-08-19 15 12 18) ブチャラティは天然だから(震え声) -- 名無しさん (2014-08-30 01 12 48) 厳密にはおかっぱっぽい髪型。 -- 名無しさん (2014-09-04 08 58 25) 櫻井だと「アリアリアリアリアリアリアリ…アリーヴェデルチ」、杉山だと「アリアリアリアリアリアリアリアリアリ…アリィィィ!ヴェデルチッ!!!」って叫んでるイメージ -- 名無しさん (2014-09-27 00 42 34) レクイエム戦で使えるディアボロver(CV:宮本さん)は後者に近かったな -- 名無しさん (2015-04-18 15 51 05) 一人だけアバ茶に気づいていないあたり天然の節があるんじゃなかろうか -- 名無しさん (2015-07-04 17 23 21) 何で精子の散りばめられた服着てんの -- 名無しさん (2015-07-25 00 37 00) まさかEoHに出られないかもしれない・・・大丈夫か? -- 名無しさん (2015-11-04 00 50 08) ↑2 あれ、JOJO-A-GOGOによれば!マークをイメージしてるとかなんとか。ジョルノが黒だから対比で白にしてあるとも。 -- 名無しさん (2015-11-04 01 05 21) EoHでのアリアリがやばい。聞いたら分かるけどasbより凄い -- 名無しさん (2016-04-17 14 50 11) ↑2じゃあ、あれでマジ精子なの!? -- 名無しさん (2016-04-20 18 38 29) ↑!マークを精子マークだと思ってる人初めて見た… -- 名無しさん (2016-05-23 09 50 56) ポルナレフや康一のように準主役と呼ばれるキャラは他にもいるけど、5部前半は実際ブチャラティが主人公に見える -- 名無しさん (2016-05-23 19 59 12) ジッパーで開いた空間はどうなってるんだろうな。暗黒空間というわけでも無さそうだが、場所によっては結構な量の物を出し入れできるし。 -- 名無しさん (2016-06-08 08 12 41) ↑しかも作り続けると地中を移動できるから、数メートル四方の空間が発生してるよね -- 名無しさん (2016-06-08 09 19 20) ↑いつもの荒木のノリってなんだよ -- 名無しさん (2017-03-30 17 47 39) チューリップに見えてても別にええやん、あと心臓ネタ復活とはこれいかに -- 名無しさん (2017-05-07 17 57 57) 最期のはホントウルっとくる 黄金の旋風では櫻井さんの演技も相まって -- 名無しさん (2017-06-04 18 55 16) 心臓の件は、3部では承太郎がDIOに自分を死んだと見せかけるために自身のスタンドで心臓を握って止めた。ブチャはビーチボーイ(ペッシ)の探知を逃れる為に自分の体をバラバラにして、更にまだ動いていた心臓を分割して停止させた。 -- 名無しさん (2018-03-27 09 55 19) 作中のナレーションでも語られてたけど、父親が密売人に撃たれた時点で即死してた方がある意味ブチャラティにとっては幸運だったのかもしれないんだよね。少なくともギャングとは程遠い未来もあっただろうし -- 名無しさん (2018-09-04 23 44 12) 「こいつにはやると言ったらやる、スゴ味があるッ!」 …貴方が言いますか、貴方が。わずか12歳にして、やらなければいけない事を本当にやってしまった貴方が。 -- 名無しさん (2018-10-23 00 19 42) ↑むしろ同じような経験した者同士だけが気づける領域なのかもしれない。日本で平和ボケしながらアニメ見てるだけの我々に本気の殺気を察知する力なんてあるだろうか、すげー怒ってんなと思うのが関の山では -- 名無しさん (2018-11-04 00 41 52) そこら辺はジョルノのスゴ味が本当に凄いってのもあるかもしれない。なんだかんだDIOの子どもでもあるわけだし -- 名無しさん (2018-11-25 12 52 44) ↑4 父親のためにギャングになったほどの家族愛の持ち主であるブチャラティにとって、ボスの行いは単に非道である以上に絶対に許してはならない逸脱だったんだろうなあ。彼にとってのボスへの反逆はただ命を狙われた無力な少女を守るだけでなく、父に捨てられた子供の心を救う意味もあったのかもな -- 名無しさん (2018-12-16 17 09 49) 7歳にして父は母より脆いって本能的に察して父親の元に残るってどんだけやねん‥ -- 名無しさん (2019-02-11 23 06 39) 凄味殺気はともかく、物心つく子供ってのは意外と気付くもんよ。 -- 名無しさん (2019-03-03 18 05 39) そろそろアニメでもあのシーンが近づいてきたね…展開は知ってても見るのが辛いぜっ… -- 名無しさん (2019-06-07 09 52 26) ゾンビ状態になったことすら幸運と捉えて、残された時間を信念のために使い切ろうとするのが崇高すぎる -- 名無しさん (2019-06-28 17 13 45) 本人は喜んでないかも知れないけど、結構上司から(たとえ便利な手駒としてであっても)可愛がられるタイプだよね。ポルポから隠し財産を任されるほど信頼されてたし、ボスからも任務遂行能力を高く評価されていて「裏切るのは予想外だった」とも言われてるし。 -- 名無しさん (2019-07-02 11 39 44) 事実誠実で優しく強い男だからな…信頼される人柄でかつ能力的にもめっちゃ優秀とかこんなの重用されるに決まってる -- 名無しさん (2019-07-06 19 50 45) 37話はジョルノ抜いてED のトップクレジットにいたな -- 名無しさん (2019-07-10 19 40 51) アニメでは天使の数4人になってなかったっけ? -- 名無しさん (2019-07-10 19 51 27) ↑それぞれアバッキオ、ナランチャ、ペリーコロさんかな?そして追加されたのはお父さんか -- 名無しさん (2019-07-11 22 26 46) ↑3 じつは5部の死亡キャラ全員に施されてる特例措置だよ -- 名無しさん (2019-07-12 22 27 45) 天に昇って去っていったと思ったらまだ居るブチャラティに笑う -- 名無しさん (2019-07-21 02 06 14) ↑(2019-02-11 23 06 39) 思えばブチャラティは生まれた時から、誰かを助けるために生まれ、使命を果たしたら天へ帰るよう定められていた天使だったようにも見えるな。「ジョジョ」は実際、運命論的な雰囲気の強い作品でもあるし。 -- 名無しさん (2019-11-21 12 09 42) ↑7 ヤクザやらせるには潔癖すぎるというのは長い目で見ていずれ確実な綻びになった気がする。事実あの場にジョルノがいなくともブチャラティは自身の意志で組織に造反していたわけで、序盤はワルぶった言動もしてたが見返すといろいろ限界だった感がある -- 名無しさん (2019-11-21 12 24 29) ↑ ジョルノの方がギャングのボスには適性あるよね、何しろあのディオの息子でもあるし。正義感がある一方で、「やると言ったらやる」という冷徹な決断力がある。ミスタとかにも共通すると思うが。 -- 名無しさん (2019-11-21 12 45 25) 記事には引き取ろうとしていたって書いてあるけど、自身の行く末を察していたような描写が多々あるし、普通に譲り渡すつもりだったんじゃないだろうかと思う -- 名無しさん (2020-02-21 13 00 38) ギャングには不向きの人格で無理して無理してギャングやってたけど、限界近かったんだろうねぇ -- 名無しさん (2020-03-17 20 47 55) 今更だけどアニメだとまたブチャラティも黄金の魂の持ち主として描かれてたの好き -- 名無しさん (2020-04-19 11 27 38) スコリッピのスタンドから予言がなかった場合、ジョルノと出会う運命すらなくそれこそ「ゆっくりと死んでいく様な」運命に囚われていたままなんじゃないか、と思って見る。ただ只管に、仲間達とギャングの言いなりにされるまま平穏な時間がありながらもどこか虚しい怠惰な日々を送る、みたいな -- 名無しさん (2020-10-02 19 22 52) もう一人の主人公ともいうべき存在 -- 名無しさん (2021-02-02 14 50 12) 途中で生ける屍なってしまうけど、本人としてはジョルノに会う前の方が死んでいたと言えるんだよな…それでも完全に腐らず多くの人に信頼されるあたりがすごいと言えるけれど。 -- 名無しさん (2021-02-02 17 34 11) ブチャラティだから自分のスタンドを理解して活用できたのだろうけれど、もし自分だったら意味がわからないとなる自信がある…というかジッパーを武器とみなす発想は普通はおもいつかないよね -- 名無しさん (2022-01-04 21 16 33) ↑ポルナレフがそうだったように、自分の能力を検証して応用法を考える「訓練時間」を経てきた奴等は基本的に厄介な印象がある。 -- 名無しさん (2022-02-23 18 04 45) アニメの中の人はブチャラティと同じイタリア出身のWガンダムの改造機体の使い手担当 ・・・偶然? -- 名無しさん (2022-09-17 16 14 32) 組織入り=スタンド使いになるということなのでほぼ間違いなく12歳からスタンド持ちだったわけで、10年近くスタンドの修行してたポルナレフといい勝負なくらいの熟練のスタンド使いなんだよな…… -- 名無しさん (2023-06-07 16 18 35) 財宝隠してた時「壁にジッパーで開けた空間を作りそこに隠す」ってやってたがこれが外と干渉しない別空間(顔に電話収納出来てた)なら単純に戦闘で倒すより罠として引っ掛け、落としてジッパー閉じれば…どうだろう?まぁ劇中じゃ展開上無理だったろうけれど -- 名無しさん (2023-06-14 14 34 23) 物をくっつけることができるスタンド能力は両親の復縁を望む深層心理の現れという面白い考察があったな -- 名無しさん (2023-07-08 20 41 48) コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2023-07-11 17 16 25) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-07-18 16 52 47 別々の物体をジッパーを接点として繋げる能力は、別れる両親を繋ぎ止めてあげたかったという思いがスタンド能力の一部として発現しているのかもしれない。 -- (名無しさん) 2024-04-24 15 41 15
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/55962.html
【検索用 じっぱー 登録タグ UTAU し ぴぼ 曲 滲音かこい】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ぴぼ 作曲:ぴぼ 編曲:ぴぼ 唄:滲音かこい 曲紹介 じっぱじっぱ。 曲名:『ジッパー』 歌詞 (Piaproより転載) 幕を開けるよジッパー アンテナ張るのジッパー 口を閉じるのジッパー おてて降ろすのジッパー だっていいの 閉じても何も変わらないのなら あれれこんなはずじゃなかったのになんで ああタイミングって大事ってその通り でもきっとこんなの誰も望んでないよ 「まあいいか」っていつかいつかと さあジッパーで理不尽な世界の口を閉じようよ 頭の中で滲んでく電波垂れ流して そしたらジッパーに包まれて涙ながすこんな日は 早くおうちに帰ってみかんが食べたいな デンパジュシンよジッパー お口チャックよジッパー 挙手もしないよジッパー だっていいの 言ってなにかが変わるワケじゃない 急にバッと席を立ち手を挙げるんだ ほら皆私を見て驚くんだ 度胆を抜くような意見を言う妄想を 「ありえない」って忘れようとした ねえジッパーで理不尽な私の口を閉じたいの 頭の中で弾んでく妄想を隠して そのあとジッパーが噛んじゃって話せなくなったらいいな だけどみかんが食べれない それは困っちゃうなあ… ―考え事をしてる間に蝶がアンテナに止まった 閉じたはずの口はするり するりと開いていく 心で叫んだ言葉達が羽を広げ始めれば 閉じたフリをしてるのが馬鹿らしくなって― 蝶が、飛んで。 ジッパーは理不尽に私を閉じ込めはしない 閉じる事も開く事も私が決めている それならジッパーで繋がろう 案外はずせないものよ そして 閉じた世界から抜け出すの 今すぐ 簡単な話ね デンパジュシンだジッパー 口を開くのジッパー 唾飲み込んでジッパー 幕を開けるよジッパー コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/utauuuta/pages/2031.html
じっぱー【登録タグ し ぴぼ 曲 滲音かこい】 作詞:ぴぼ 作曲:ぴぼ 編曲:ぴぼ 唄:滲音かこい 曲紹介 じっぱじっぱ。 街に生きる等身大の"私"の想いを歌い上げるROCK 歌詞 (Piaproより転載) 幕を開けるよジッパー アンテナ張るのジッパー 口を閉じるのジッパー おてて降ろすのジッパー だっていいの 閉じても何も変わらないのなら あれれこんなはずじゃなかったのになんで ああタイミングって大事ってその通り でもきっとこんなの誰も望んでないよ 「まあいいか」っていつかいつかと さあジッパーで理不尽な世界の口を閉じようよ 頭の中で滲んでく電波垂れ流して そしたらジッパーに包まれて涙ながすこんな日は 早くおうちに帰ってみかんが食べたいな デンパジュシンよジッパー お口チャックよジッパー 挙手もしないよジッパー だっていいの 言ってなにかが変わるワケじゃない 急にバッと席を立ち手を挙げるんだ ほら皆私を見て驚くんだ 度胆を抜くような意見を言う妄想を 「ありえない」って忘れようとした ねえジッパーで理不尽な私の口を閉じたいの 頭の中で弾んでく妄想を隠して そのあとジッパーが噛んじゃって話せなくなったらいいな だけどみかんが食べれない それは困っちゃうなあ… ―考え事をしてる間に蝶がアンテナに止まった 閉じたはずの口はするり するりと開いていく 心で叫んだ言葉達が羽を広げ始めれば 閉じたフリをしてるのが馬鹿らしくなって― 蝶が、飛んで。 ジッパーは理不尽に私を閉じ込めはしない 閉じる事も開く事も私が決めている それならジッパーで繋がろう 案外はずせないものよ そして 閉じた世界から抜け出すの 今すぐ 簡単な話ね デンパジュシンだジッパー 口を開くのジッパー 唾飲み込んでジッパー 幕を開けるよジッパー コメント この曲大好き!! -- きょうの (2013-06-10 21 07 12) 可愛い!お洒落 -- 名無しさん (2013-06-16 19 53 02) いつ聞いても素敵だ~ -- 名無しさん (2016-04-02 13 17 09) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2568.html
第二話『ブチャラティが来る』 火災。 真っ赤に染まった邸宅。 深夜の街中で起こったそれは瞬く間にその家を炭化させる。 「あぁ……あいつらに…あいつらに逆らったのが間違いだったのか? 俺の正義はこんなにも無力だったのか?」 庭で膝を着いて呆然と自宅が燃えるのを見ている男。 仕事で帰りが深夜になった男を待ち構えていたのは非常すぎる現実だった。 血眼となって妻子の姿を捜し求めるも、辺りに妻子の姿は見えない。 手で顔を覆って彼女らへの謝罪を繰り返す男性。 彼はこの地区からギャングを追放しようとしたグループの一人であった。 そう、これは見せしめ。 他のメンバーに対する警告。 これ以上、俺達の世界に手を出すんじゃねぇ。 燃え盛る炎は悪魔が笑っているように、鬼が怒り狂っているように見えた。 「頼む…生きていてくれ……」 フラフラと立ち上がる姿は幽鬼そのもの。 そんな状態で家へと突入しようとする男の行為は自殺そのものであった。 だが、彼の肩の上に置かれた手。 この手が死地へと突入しようとする彼を止めようとした。 「危ないですよ!死ぬ気ですか!?」 「うるせぇ!妻子が中にいるんだ!邪魔するんじゃねぇ!!」 「奥さんとお子様が取り残されてるのですね?大丈夫です。 今から私達の部隊が救出に向かいますから」 だが必死で腕を振り払って、家へと駆け出そうとした彼。 しかし、彼は踏みとどまった。 制服――次元管理局員のそれを見たことによって。 「よし!ナカジマ二等陸士とランスター二等陸士は救出に、後の連中は消火に回ってくれ」 「「了解しました!!」」 隊長である中年男性の指示。 それに対する隊員達の素早い対応は普段の訓練の錬度の高さを示していた。 炎の中へと駆け込む二人。 散開して、鎮火の為に勤しむ他のメンバー。 ここまでは何時も通り。 そう、いつも通りの平凡な火災事件で終わるはずだった――― 壁をブチ破ると建物自体が崩壊する恐れがあったので窓のあった場所から入り込む二人。 バリアジャケットのおかげで火傷を負う事は無い。 家に入った二人は燃え盛る炎を気に留めず、被災者がいるであろう寝室にそのまま向かう。 他人の家ではあったが先ほど聞いていたおかげで寝室はあっさり分かった。 ティアナが慎重に寝室のドアを開ける……いた。 小さな女の子と母親らしき人物。 二人とも酸欠で気絶しているようだったが、有毒ガスを吸った様子は無い。 被害者の生存に安心した二人だったが油断は出来ない。 酸欠で倒れたのだから一刻も早く外へ連れ出さなくては。 外部に連絡を取ろうとするティアナ。 「こちら突入班。被災者を発見しました。 今から脱出するのでお願いします!」 「………」 帰ってくるのは沈黙のみ。 再度連絡するティアナ。 「繰り返します。被災者を発見しました。 今から脱出するのでお願いします!」 「………」 またもや返事が来ない。 「聞こえてないんですか!?」 半分怒鳴るかのように通信機越しにいる隊長に報告を入れるティアナ。 「………」 それでも帰ってくるのは沈黙。 ここでスバルがある事に気が付いた。 「ねぇ…ティア。 何かさぁ、いつもより鎮火が遅くない?」 それを言われてハッとするティアナ。 確かに遅すぎるわね。 っていうよりも全然消火出来てないって感じじゃない。 これしきの火災で私達の部隊が苦戦するはずもないし…… ここまで考えて一つのシンプルな結論に至る。 ――外部に何かがあった。 その結論を出してからの判断は早かった。 「スバル!アンタは玄関から逆方向に避難して全速で病院に向かいなさい!!」 「えっ?じゃあティアはどうすんの?」 「決まってんでしょ?外の様子を確かめるのよ」 「分かったけど……ティアのほうは危なくないの?」 「知らないわよ。けどね、アンタの方が早さがあるから被災者を任せるの。 ほら、早く行きなさい!被災者が死んじゃうでしょ?」 「うん…無事で…帰って来てね……」 「そんな事心配しないの」 そういって二手に別れるティアナとスバル。 ☆ ★ ☆ 玄関から外へと出たティアナ。 彼女を待ち受けていたのは、倒れた同僚達と一人の男。 穴の開いたタンクトップに蟹の様な髪型。 異様な服装をしたその男は隊長の襟を掴んで怒鳴りつけていた。 「おい!勘弁してくれよ!こちとらこれで飯食ってるんだぜ? 今回のターゲットには死んでもらわないと困るんだ!! 早く場所を吐きな!!」 玄関から出てきたティアナの存在に先に気が付いたのは隊長の方であった。 唯一動く手を使い逃げるように促す。 しかし彼女はここで逃げるほど臆病な人間でも、冷静な人間でもなかった。 無言でデバイスを構え、魔力を溜める。 光り始める銃口。 収束する橙色の魔力。 一射必殺。 相手はバリアジャケットが無いから一撃で十分。 そう判断して、最大威力の魔法を叩き込むことを決めた。 ……彼女の判断は明らかに間違いである。 バリアジャケットを着ていない男。 確かに普通に攻撃されたら一撃で戦闘不能に追い込まれるだろう。 しかし、彼はバリアジャケット無しでこの集団を叩きのめしたのだ。 そんな彼がそう簡単に攻撃に当たってくれるかどうかと問われれば――当然NO。 しかし、頭に血が上っている彼女はそれに気が付くことはない。 男はティアナに気が付いて、隊長を投げ捨てて草をむしり始めた。 何故草を毟るのか?その答えは出ないが既に手遅れ。 魔力が完全に収束して球となった塊を…… 「皆の敵!ファントムブレイザアアアアアアァァァァァァァァ!!」 打ち出した。 ティアナは見た。 男の体から湧き出てくる異形。 一応人の形をしているものの、見た目は完全に機械にしか見えないそれを。 異形は先ほど毟っていた草を纏めて、弾丸の軌道に“置いた” そして、その草の壁に魔力弾がぶつかって――― 魔力弾が消滅した 当然草の大半は魔力によって削られている。 でも、自分の魔力弾は間違っても草と相殺されるようなものではない。 やっぱりあの人型に何かある。 噂すら聞いた事の無いレアスキル。 召還獣かとも思ったが、召還時の魔方陣がでない以上は恐らく別物。 正直、あたし一人で止めれる自身が無い。 仕方ない、スバルに応援で来てもらおう。 念話でアイツにメッセージを届ける。 (*1) 相方に返事すらさせない早口で用件を伝えたティアナは時間稼ぎに出た。 「ねぇ、アンタのその能力は何?召還術とかじゃないんでしょ?」 「そうかい、お前にもスタンドは見えるんだな」 「スタンド?なにそれ?」 「答える必要はねぇ!!」 全然回答になってない男の返事にイラッとしたティアナであったが、まともな会話にしようと努力する。 だが、その努力は全くの無駄であった。 ―――男、サーレーはイタリアからこの世界ミッドチルダに来てギャングの一員となった。 当然、ブチャラティのような正義感溢れるギャングではなく純正のギャングだ。 スタンドというレアな能力を持ち、組織最大の戦闘能力を持つ彼。 新しい世界での生活を満喫できるかに思えたサーレーにもたった一つのシコリがあった。 それは魔導師にもスタンドが視認できるということ。 一般人には見えない。 これが最大のメリットである能力なのだが、魔導師なら非スタンド使いでも見えるのでそのアドバンテージは無い。 だけどそれでも彼のスタンド、クラフト・ワークは十分すぎるほどに強い。 更に、彼には相棒がいた。 地球のにいた時からの付き合いで、一緒にブチャラティチームを襲撃した仲間。 その彼が今どこにいるかというと――――― ☆ ★ ☆ ティアナからのメッセージ。 それを受信したスバルはデバイスのスピードを高める。 だが、突如背中に違和感を感じた。 軽い 背中に人一人を背負ってる割には全く重量が感じられなくなる。 気になって、ふと背負っている二人の様子を見てみるスバル。 そこにいたのはコンドームの様な薄さとなってしまった二人の人間だった。 「うわあああああああああああぁぁぁぁ」 出来の悪いホラー映画でしか見られない光景を現実に目の当たりにして恐怖するスバル。 ペラペラになった親子。 彼女達は死んではいない。自発的に呼吸をしているのは分かる。 でも、こんな現象となった原因は全く掴めない。 半狂乱となったスバルの前に一人の男が現れた。 「おいおいネーチャンよぉ。 あんまり速く動きまわんな。 俺のソフト・マシーンが攻撃できねーじゃんか……よっ!」 あいさつをするような気軽さで、自分のスタンドが持つレイピア状の武器を用い攻撃を仕掛けるズッケェロ。 スバルは理解した。 背中にいる二人に起きた現象の原因を。 この攻撃はヤバイ―― ローラーを全開にしてバック。 紙一重で攻撃をかわすことに成功した。 ある程度距離をとりつつ思考する。 どうする? 被害者の命に別状はないはずだが、万が一もある。 できれば病院へ運ぶのを優先したいところだ。 だけどこの男の雰囲気が言っている。 どこへ行ってもコイツラを始末するとッ! ならばあたしがやるべきことは一つ。 ここでヤツを戦闘不能にして、被災者の方を病院へと運ぶ! 決意は固まった。 未知の能力が相手じゃどこまでやれるか分かんない。 けど、なのはさんに追いつくためなら、この程度で負けてらんないんだ! 「ごめんなさい…すぐに病院に連れて行きますから、ちょっと待っててくださいね」 二人の体をビルの脇に立てかける。 ペラペラで上手く立てかける事はできなかったが、二人の顔は心なしか嬉しそうに感じられた。 二人を置いた場所を発見されないように、ズッケェロの方へと再び駆け出すスバル。 数十メートル先にいたズッケェロは余裕を醸し出しながら歩いている。 が、スバルが彼の存在を視認した途端に地面に吸い込まれるかのように彼の姿は消えていった。 「!?」 驚愕を隠し切れないスバル。 前後左右上下。 この全方向を見回すも影形も見当たらない。 そして再び前方を見た。 その時―― 右側に感じた殺気。 それに反応できたのはほとんど偶然だろう。 レイピアの剣針を咄嗟に掴むスバル。 「ほぅ、中々いい反応してるなネーチャン。 だがよ、近距離パワー型に力勝負で勝てるとは思わないほうがいいと思うぜ?」 ものすごい力で手を振るソフト・マシーン。 そのパワーの前にスバルは抵抗出来ずに振り飛ばされる。 スバルは見た。 腕だけで行動する不気味な姿を。 そして恐怖した。 魔法とは全然違う未知の能力に。 実際は違う。 ソフト・マシーンの特性の一つとして、自分は薄くなっても自由に行動できるというのがある。 つまり、ズッケェロが消えたように見えたのはただ単に自分の体を薄くしただけであり、 腕だけしかないと思ったのはその他の部分は薄っぺらなままだったからだ。 スバルの幸運は、ソフト・マシーンは近距離型だがスピードが無い事。 スバルの不幸は、今が深夜である事。 いくらスピードがあろうともそうそう奇襲を回避できるものではない。 再び薄っぺらくなって暗闇から狙ってくるズッケェロに対してスバルは街灯の下で待ち構える事しかできなかった。 そのまま暫らく続いた膠着状態。 ……埒が明かない。 そう判断したズッケェロはスバルを揺さぶる事にした。 突然、地面から湧き出たかのように姿を現すズッケェロ。 「なぁ、ネーチャン。アンタここで時間稼ぎしてるみたいだけどよ。 俺は仲間がいないなんて一言も言ってないぜ?」 仲間が親子を見つけたかもな。 そんなニュアンスで発された揺さぶり。 この一言は彼の予想とは違う方向にスバルの心を揺さぶる事になった。 原因は先ほどのティアナからの通信。 あれがコイツの仲間だとしたら? その仲間がコイツと同等の能力を持ってたら? 暗い思考がスバルの脳内を駆け巡る。 「ティアは…絶対に負けない!」 口でそう言って己を奮い立たせるスバル。 その言葉を聴いてにやけた笑いを浮かべるズッケェロ。 彼は気付いた。 目の前の女の仲間がサーレーと戦闘中であるということに。 彼は吐いた。 スバルの心に致命傷を負わせるトドメの一言を。 「残念だがな、アイツの能力はかなりエゲツないぜぇ~?」 にやにやしながら楽しそうな調子でスバルに語るズッケェロ。 「お前!ティアは!ティアは無事なんだろうな!? ティアに手を出したら承知しないぞ!!」 ズッケェロへと激しい怒りを向けるスバル。 しかし、ズッケェロは挑発を止めようとはしない。 「ネーチャンの仲間が無事かって? 宇宙のハテを知らねーようにそんな事は知らねー」 激昂してズッケェロに飛び掛るスバル。 これは戦闘においては致命傷。 冷静さを欠いた拳はあっけなく止められる。 「残・念♪」 そのまま逆の手に持っているレイピアをスバルの腹部に突き刺そうとするソフト・マシーン。 だが、激昂して周りの見えなくなっていたはずのスバルが冷静に対応した。 「残念なのはお前だッ!リボルバァァーシュウウッートッ!!」 スバルの拳から打ち出された衝撃波がソフト・マシーンを吹き飛ばす。 ダメージのフィールドバックにより同時に吹き飛ばされるズッケェロ。 騙しあいでスバルが一歩上を行った。 実際スバルはティアナに関してはほとんど心配してない。 彼女に対する絶対の信頼。 もうすぐ付き合って三年になる相棒を信用できないほど彼女は冷酷ではない。 ズッケェロは彼女の演技にまんまと引っかかったのだ。 ギリギリで気付いてスタンドでガードしたとはいえ人間を優に昏倒させる攻撃をくらったのである。 当然、本体のズッケェロのダメージも大きい。 「かっ!?この糞アマがッッ!ぶっ殺してやらぁ!!」 先ほどまでの余裕の態度は微塵も見られない。 彼は激怒していた。 今の彼には慢心などない。 自らの持つ全ての力を使って目の前の少女を殺しに掛かるのだ。 スバルもそれを感じ取っていた。 生まれて初めて感じるかもしれない自分への激しい殺意。 それは、恐ろしくて、ドライアイスの様に冷たいながらも烈火の如く感じて、 彼女は少し尻込みしてしまった。 その隙を突いて、レイピアを突き出すソフト・マシーン。 怯んだとはいえ、正常な判断は出来ていた。 今度は両手で剣針を掴むスバル。 そして、その掴んだ剣針を軸にしたドロップキック。 だが、スバルはしくじった。 剣針を掴んだと思って油断している彼女は完全に防御が疎かだったのだ。 脇腹に突き刺さるソフト・マシーンの剣針。 持ってるはずの剣針で刺された。 この事に不思議と驚きは無かった。 ただ、私の体がしぼんでいくのはやけにはっきりと実感できる。 「ティア……ごめんね…あたし………勝てなかった… …なのはさん…あたし……貴女みたいには……なれなかったです…ね……」 そこでスバルの意思は完全に途切れた。 ☆ ★ ☆ 「危ねぇ所だったな……」 ソフト・マシーンが手に持った木の枝を放り投げる。 フェイントに引っかかったのまでは計算通りだったのだが、まさか反撃が来るとは思わなかった。 ペラペラになった女を手に取る。 正直なところ今すぐにでも殺してやりたいが、管理局員を殺したら流石に面倒なのでボスの指示を仰ぎたい。 「あ~あ、とりあえず先にターゲットを見つけておくか」 軽く呟いて、あの小娘が来た方向へと向かう―――― 「ブオナ セーラ(こんばんは)、マリオ・ズッケェロ。 いや、ここではシュガーマウンテンと呼ぶべきかな?」 「ッ!?その声は」 静かな調子でズッケェロに挨拶をする男がいた。 それはズッケェロにとっては忘れるに忘れられない男の声。 ギャング“パッショーネ”の一員であるオタマジャクシ柄のスーツを着た青年、ブローノ・ブチャラティ。 その男が15メートル程後ろに立っていた。 「残念だがお前の帰る組織は無くなった………ちょうど二十分前にな」 声も出ないズッケェロを他所に淡々と話続けるブチャラティ。 「しかし、組員の名簿にお前達の顔写真を見たときは本当にビックリしたぜ。 これも“スタンド使いは互いに引かれ合う”ってルールのせいなのか?」 話掛けながらも一歩踏み出そうとするブチャラティ。 その姿は彼に敗北時の記憶を再現させるのには十分な“凄み”があった。 「おい!これ以上近寄るんじゃねぇぞ!この女の命が惜しければな」 「お前、頭脳が間抜けか?あの時と全く同じ事をやってるのが自分で分かんないのか?」 「あぁ、十分分かってるよ。だからもう一度忠告する。 俺に近寄るな。後、距離を取るまで絶対に動くな」 「……」 「その無言は肯定と捕らえさせてもらうぞ、ブローノ・ブチャラティ」 そう言い放ったズッケェロが少しづつ離れてゆこうとする。 「■■■■■■■」 ズッケェロが後ろ歩きでジリジリと後退するのを眺めていたブチャラティがぼそりと呟く。 「今、何つったお前?」 「聞きたいか?」 「お前、こっちに人質がいるのを忘れたんじゃないよな?」 「そうか……なら教えてやろう。 勝ち方は既に出来上がってる。俺はそう言ったんだ」 その言葉を言い放った途端に巨大な地割れが出来る。 唐突に起こった事態に体勢を完全に崩してしまうズッケェロ。 しまった!! 彼がそう思った時には既に手遅れ。 既に人質は解放され、接近してきたブチャラティとは一対一。 更に言えばブチャラティのスタンド、スティッキー・フィンガーがソフト・マシーンを掴んでいる この状況でソフト・マシーンを軽く上に放り投げるスティッキー・フィンガー。 前回は殺さない程度に攻撃を留めたブチャラティ。 しかし、彼は前回ほど優しくは無かった。 「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ」 宙に浮かんでいるソフト・マシーンを地面に落とさずに殴り続けるブチャラティ。 「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ」 ソフト・マシーンに飛んでくる拳の嵐は彼の体に多数のジッパーを取り付けて…… 「アリーヴェデルチ!」 最期の一撃が当たると同時に彼の体をバラバラに解体した。 皮肉な事に、スバルとの戦いでは完全に己の味方であった暗闇。 それがブチャラティ戦では、地面に取り付けたジッパーに気が付かない。 こっそりと垂らしたジッパーを開ける右手を見逃すといったマイナス要素に変貌した。 本体が死亡したことで能力は解除されたものの未だに気絶しているスバルを抱きかかえて穴からでるブチャラティ。 スバルを路上に横たわらせた後、ズッケェロの死体が落ちている穴のジッパーを閉じた。 マリオ・ズッケェロ…『ソフト・マシーン』――――死亡 To be contenued…… 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/bizarre/pages/308.html
Buona Sera。実にいい夜だ。 嘘だ。本当はまだ日没前の午後5時半過ぎぐらいだろう。 もうすぐ第三回放送が流れる。俺にとっては非常にまずい状況だ。 まず原因①。それはこの6時間で誰にも遭遇出来なかったこと。 『不慮の事故』で虹村形兆に別れを告げたのはいいが……この町は“広すぎ”た。 第二回放送で生き残っていた参加者の数はおよそ30人。たかだかそれだけの人数では出会うべき奴とも出会えない。 現在生存が確認されている俺の唯一のチームメイト、ナランチャ・ギルガ。 そして離別してから丸々12時間が経とうとしている自称宇宙人、ヌ・ミキタカゾ・ンシ。 このままでは彼らとの再会をすることなく、時が過ぎてしまいそうだ。 次に原因②。これから町は夜になってしまうという事。 俺が【I-6】で打倒を決意したワムウ達。奴らが大手を振って活動できる時間がやってくる。 奴らが嫌いだと言っていた日光が、この世から一時的に無くなるからだ。 あれだけ強力な攻撃手段を持つ者共を、俺のステッキィ・フィンガースだけで始末する事は可能か? 自信はある。あわよくば相討ちになる覚悟も出来ている。だがそれだけではダメだ。 『ワムウ達も参加者の1人に過ぎない』という事を忘れてはいけない。 奴らはTVゲームで言う、ステージ半ばに立ち塞がる敵。いわば『中ボス』に過ぎない。 最も重要なことはこの町の支配者、つまり『大ボス』である『荒木飛呂彦』の打倒だ。 ワムウ達から勝利しても、最終的に奴に敗北してしまっては意味が無い。 2、3時間前に荒木を出し抜く為の重要な『ピース』を1つ作ってはみたが……1つだけではちょっと、な。 そして最後の原因③。それは先ほど話したヌ・ミキタカゾ・ンシ。 彼は今、自分の変身能力を使って……おそらく『鎖』に化けて『ある場所』に隠れている。 それは……即ち『ワムウ達のいる場所』だろう。 現在俺が辿っているこの点々と続く血の道標のスタート地点は、彼の行方不明時とほぼ同時期、同座標に発見された。 それからというもの、この血痕はひたすら北西に向って続いている。 十中八九ミキタカと同じく……俺達の前から姿を消したワムウ達が連れ去ったものだと考えられる。 つまり、彼を救出するためにはどの道ワムウ達と接触しなければばらないという事だ。 彼は無事なのだろうか? あの変身能力はワムウ達を半日も騙しきれる程の物なのか? とはいえミキタカはこの町で出会った貴重な貴重な賛同者だ。見捨てるわけにはいかない。 ここまで生き残ってきた連中は少なくとも1度や2度の修羅場を潜り抜けてきたはず。 今更初対面の相手に易々と協力してくれるとは思えない。なまじ此の町での知り合いが少ない俺なんかには、な。 ワムウ達が荒木打倒に賛同してくれる可能性は……いいや。奴らはそんな『穏健派』じゃあない。 命がけの闘いを純粋に楽しみたいと奴らは、催し物を反古にする事は無いだろう。 橋で聞いた奴らの会話を判断する限り(正確に聞いたわけではないが)、『賛同』はあっても『協力』はあり得ない。 ナランチャが誰かと行動してくれていればまだ可能性があるのだが……いや、不確定要素に頼りすぎるのは止めよう。 ナランチャはナランチャで色々と苦労しているかもしれない。 何よりアイツは俺を頼りにしてくれている。それなのに、もし俺が奴に甘えてしまったら……。 * * (お~い!ブチャラティー! 無事で良かったぁ~!!) (再会出来て嬉しいよナランチャ。ところで相談があるんだが、この町で知り合いは出来たか?) (もちろんさー!紹介するよぉ~おーいみんな来てくれー!) (な、こんなに沢山……!ってお前はワムウ!?) (貴様がナランチャ君の上司か。よろしく、私はワムウ。ナランチャ君の友達だ!) (同じく友人のタルカス!)(あたしエルメェス!)(私はジョージ!)(俺はDIO!それ、友情の血管針攻撃ッ!) (……す、すごいなナランチャ。まさか俺以外のすべての参加者と仲間になったのか?) (ああ! みんな俺をリーダーと認めてくれたんだぜ! それだけじゃないぜ…… おい、こっちに来いよ!) (はぁ……こ、こんにちは。荒木飛呂彦といいます。ナランチャ君の上司であるあなたに会えるなんて感激です!) (あ、ああ。こちらこそよろし……な!?) (すまねぇブチャラティ。コイツこの町のリーダー的存在の癖に、ちょっと人見知りが激しいんだ!) (え、あ、そ、そのようだな……) (ブチャラティ君、こっちに来て我々とダンスしよう! ラジカセは荒木君が炭酸こぼしちまったから使えないが………) …………いかん。今日はロクに寝ていないせいか、疲れているな。俺は何を考えてるんだ。 話を元に戻そう。 つまり、俺は『ミキタカ』と『ワムウ』と『荒木』に対して早急な決断を迫られているわけだ。 どうする? このまま何のアイディアも思い浮かばないまま、駅に到着してしまう。 そのころには第三放送で新たなる死者の名が呼ばれるだろう。もしその時にミキタカの名が呼ばれてしまったら……。 「……けました! あれはブチャ……」 「……お~い! そこのアンタ~聞こえてるッスかぁ……」 …………ん?あれは……? * * 物事というものには、ある日突然解決する場合もあるらしい。 そういう意味では俺は幸運だった。まさかミキタカとこうして再び会える時がやってくるとは。 ワムウと戦うことなくッ! しかも向こうから、こんなにも容易くッ! 「ブチャラティさん! 何ボーっとしてるんですか? こっちですよッ! 」 「あ、ああ……すまない」 ――そんなわけで俺は【F-4】にある靴のムカデ屋の前に来たのだ。 そういえばこの場所は形兆がタルカスがカーチェイスをしたルートの一つだった。 「そいで俺達は一旦ミキタカの血の跡を辿って南東目指して歩いてたんスけど、ミキタカが気がついたんスよ。 『自分がブチャラティさんと別れたのは早朝だから、時間的に駅の周辺にもう到着してるかもしれない。 ひょっとしたら入り違いになるんじゃないか』とね。だから慌てて引き返したわけで……」 彼……少し不良っぽいナリの男の名は東方仗助。 スタンドは治癒能力を備えているクレイジー・ダイヤモンド。かなり万能らしい。 彼はミキタカと同じくこの町の住人で町の地理にも慣れているらしく、今日1日で色んな参加者と同盟を結んできたようだ。 そして更に驚いたことに、彼らは先ほどまでワムウ達と一戦を交えてきたというのだ。 彼は俺にその経緯を説明してくれた。 ワムウ達は想像を絶する化け物でありとても自分達では手に負えないとの事。 あくまで逃亡に成功したのではなく、彼らの気まぐれで生きながらえたという事。 ワムウ達はあくまで再戦を前提に仗助達を逃がしたという事。 なるほど。早い話が“ワムウ達とは関わるべきではない”んだな。 どうやら彼らは素晴らしい状況判断能力を持ち合わせているようだ。 ワムウ達が自分達よりも格上と判断し、なるべく接触を避けるという結論を選ぶ慎重さは実にいい。 ……整理してみるか。 ①ミキタカは無事合流完了。 ②東方仗助の同盟のラインを通じて、協力者を集めることが可能。 ③ワムウ達の戦闘力は尋常ではないので、とりあえず後回し。 こんなところか。実にあっけなく解決してしまったな。 仗助達に無理を言って3on2でワムウ達を襲撃することも可能だが、 『回復役』と『変身能力者』という大事なメンバーを危険に晒すリスクを考えると、デメリットのほうが大きい。 あのジョルノがあっさりと荒木に敗れたという事実を考えれば、彼らは大事にしたい。 なぜならジョルノのゴールド・エクスペリエンスは『治療』も『物質変化』も兼ね揃えていた万能型だ。 荒木はジョルノの能力を厄介だと判断して早急にに手を下したのかもしれない。 東方仗助は自分の治療は出来ないらしいし、ミキタカは他者を変化させることは出来ない。 ジョルノほど脅威ではない、と判断されたのかもしれない。 「仗助さんッ! 見てくださいッ! 子犬が一匹倒れていますッ! 」 「おう、どれどれ……ダメだな。もう息はねぇ」 仗助とミキタカが店の入り口の脇で倒れている犬を調べている。おそらくアレも参加者の1人だろう。 形兆の自宅周辺で出会った『鳥の死体』の首に付いていた首輪のタイプが同じだからな。 最も、これは俺達3人の首に付いている首輪とも同タイプなんだがな。 つまり荒木は『この町にいる全ての者に首輪を付けて束縛させている』というわけだ。 推測だが教会での奴の会話を聞く限りでは、首輪の機能は幾つかあるようだ。 …………じゃあ次は順を追って、首輪について今まで考えてきた事を整理・確認するか。 * * ①首輪には爆弾が本当に仕込まれているのか? 荒木自身は強引に外そうとすれば爆発すると最初に言っていたが、これは本当か。 形兆が黒尽くめの男の首輪をバッド・カンパニーの爆弾で破壊しているが、 バッド・カンパニーの爆弾の爆発で首輪が破壊し、首輪の爆弾にも誘爆した→首輪は脆い・爆弾アリ バッド・カンパニーの爆弾の爆発の振動によって、首輪の爆弾が誤作動(爆破)を起こした→首輪は固い・爆弾アリ バッド・カンパニーの爆弾が単純に首輪もろとも爆破しただけ→首輪は脆い・爆弾ナシ ま……爆弾ナシはおそらく無いな。 バッド・カンパニーの爆弾の威力ぐらいは几帳面な虹村形兆ならしっかり調べてあるだろう。 首輪に爆弾が無い場合、黒尽くめの男を殺した爆撃は『隊の爆弾のみの威力』だ。 首輪の爆弾との混合爆発が無い、つまり威力の変化の有無が無いなんて事実は奴なら気づきそうだ。 『爆弾は有る』な。 ②首輪は(VSリゾットで)どうやって壊れたのか? 次に首輪の強度……これはどうだろうな。 スタンド使い同士の戦闘においては、生半可な強度の物質では簡単に破壊・損傷される。 外部からの衝撃にしろ内部からの破壊にしろ、形兆のしかけたスタンドの爆弾でも破壊or誤作動が生じるのならば、 ほとんどのパワータイプのスタンドでも衝撃を与えて外部or内部破壊できることになる。 正直なところ、あまり重要な事項ではないな。 『とにかく首輪の破壊は可能』のようだ。 ③形兆の自宅周辺で見つけた鳥(ペット・ショップ)の首輪における調査。 問題はこれだ。 俺があの鳥から首輪をステッキィ・フィンガースで外した時……『何も起こらなかった』。 首輪についてるであろう爆弾も作動せず、今もこうして俺の手荷物の一つとしてここにある。 黒尽くめの男、そして形兆との戦闘でよく誤作動を起こさなかったな。 形兆との戦闘が終わった後に首輪の調査をした時も思ったが、もし爆発していたかと思うとゾッとする。 しかし……不思議だ。 鳥の首にジッパーを付けて首輪を取り出した時に何も起こらなかった事実も去ることながら、 取り外した首輪を解体なりして調査しても爆発どころか何も起こらないとは……正直意外だった。 いくら導火線がない、装置が作動しないとはいっても首輪に爆弾が仕掛けられている事は①より明白。 爆弾の素がそこにあるのは間違いないのだから、取り扱いを間違えれば爆発するおそれはいくらでもある。 しかし慎重に取り扱ったとはいえ、首輪は爆発しなかった――――これは極めて重要な事項だ。 どういうわけか死体から回収した首輪は完全に爆破装置、爆破物含めて機能停止する。 違和感はあるが『死体の首輪は絶対に誤作動を起こさない。爆弾も爆発しない』というわけだ。 いくら何でも……と思う所もあるが、『首輪の爆破装置』がそれだけ『ザル』という事なのだろうか。 それとも、それだけ高性能の生体反応装置が内臓されているという事か。かなり苦しいがとりあえず良しとしよう。 ④首輪による俺たちの位置把握について。 そろそろややこしくなってきたがこれも重要事項だ。『首輪による位置把握の機能はあるのかどうか』。 荒木の発言及びこれまでの経緯より、位置把握に関係のある事項を列挙してみる。 <1>タルカスとカーチェイス中、俺の運転していた車のラジオから放送が流れた事実。 車は形兆に支給されたもの。元より内臓されていた物と考えるのが妥当だな。 <2>首輪は俺達がルール違反をした時に爆破による制裁を担ってくれる。 一、この空間から逃げだそうとすると爆発。 一、放送された禁止区域に侵入したとき爆発。 ※自分のいる場所が数分後に禁止エリアになる場合、参加者にその事実が知らされる。 空間とはこの町の地図でエリア分けされている地域だろう。つまり町の外は最初から禁止エリアということか? しかし放送で指定される禁止エリアが、単純計算して10×10の100マス。 海、川、湖を省いても70マスはある。しかも1マス辺りの広さは決して狭くない。 ここまで広大な町に禁止エリアという罠を仕掛けるには、この町の全てを毎時間毎分毎秒チェックしなければならない。 水面を仕切るような目測では識別不能なラインの把握もしなければならない。能率が悪すぎる。 だがそれを簡単に解決出来る方法がある。『首輪のほうに禁止エリア識別機能をつければいい』。 任意の禁止エリアに誰が入るかを待つより、誰が今禁止エリアに入ろうとしているかをチェックしたほうが楽だ。 やはり『位置認識機能はある』。そして禁止エリア侵入における首輪爆発のペナルティは、 『首輪が無いと成立しない。目測不能なラインも存在するのでおそらく爆破装置は手動ではなく自動(オート)。 逆に首輪が無ければ禁止エリアも通過可能、即ち町の外にも脱出可能』ということだ。 まぁ……町の外に脱出出来たとしても元の世界に返るには荒木の力を借りるか、 荒木を打倒して元の世界に還る手段を洗いざらい吐いてもらうしかなさそうだが。 誰かが禁止エリアに入ってしまった時の事前アナウンスはあらかじめ録音されたものでも流せばいい。 アラームかスピーカーぐらいは取り付けているだろう。 ⑤盗聴について。 荒木の第二回放送での発言を思い出す限り、奴は俺たちの会話内容を把握しているようだ。 ただのハッタリの可能性もあるが、無いと決め付けて行動するのは不用心だろう。 万が一首輪が何かのキッカケで外れてしまったしたら、その参加者の状況を判別する手立てが無くなってしまう。 禁止エリアと首輪の爆弾という制約が形骸化してしまう。 その不足の事態に対応する為にも、参加者の状況はリアルタイムで追う必要があるはず。 つまり……盗聴だ。勿論首輪にしかけてな。 ④でも述べたが、こんなに広い町に盗聴機をしかけて傍受するなんてのは不可能に近いし能率が悪い。 『よく聞き取れませんでした』なんて事になれば実にお粗末だろう。 つまり『盗聴はある。首輪に装置がある』が妥当だな。 * * さて、首輪についてまとめてみよう。 ①『爆弾は本当に有る』 ②『首輪の破壊は可能』 ③『死体の首輪は絶対に誤作動を起こさない(完全機能停止)』 ④『位置把握機能があり、禁止エリアを感知した場合自動的に爆発する』 ⑤『首輪に盗聴機がある』 そして推測だが、それによりわかった事実だ。 ①『禁止エリアは首輪が禁止エリアと識別して成立する』 ②『首輪が無ければ禁止エリアも通過可能、即ち町の外にも脱出可能?』 ③『首輪が無いor首輪が外れた者の識別は出来ない』 ※この場合直前までの盗聴機能が生きる。うまく首輪を外したとしても、 外した者が直前に不穏な行動を見せていれば、荒木はその人物に対して警戒を強めればいい。 外した奴の『演技力』に全てが掛かっていると言えなくもない。 ……ここまでまとめてみるとわかる事がある。 * * それは一見完璧のようで、所々綻びが目立つという点だ。 偶然であれ故意であれ首輪が外れた者へのその後の対処が何もない(これは俺が知らないだけかもしれないが)。 そして『スタンドによって首輪が外されるという事態をまるで考慮していないということ』だ。 ただの一般人ならば、これだけでも充分だろう。しかしスタンド使いが相手ならばどうか? 例えばミキタカが自分を糸のような細い物に変身したら簡単に首輪をとりはずす事が可能だ。 仗助がいれば無理やり首輪を外した人間をすかさず治療するという事態もありえる(さすがにリスクが大きすぎるが)。 何より俺のスティッキィ・フィンガースは『天敵』とも言える存在のはず。 しかし、現に何事も無く俺は『アイツ』を『処理』することが出来たのだ。 この調子でいけば、残りの参加者全員を同様に『処理』をする事が可能だろう。 …………………………いくらなんでも順調すぎではないだろうか? 実におかしい。こんな『事態』になるのを荒木が予測できないはずがない。 俺をこの殺し合いに参加させた時点で遅かれ早かれこうなる事はわかっていたはずだ。 奴の口ぶりから察すれば、奴は俺たちがスタンド使いであること。個々の能力が何なのか位は知っていてもおかしくない。 最悪、俺たちが徒党を組んで一斉に攻め込んできた時、どうするつもりだったのか。 最初の教会を見る限り、手下と呼べるような人物は見当たらなかった。 あの時荒木の襲いかかった男達を荒木自身が直接手を下したことからもその可能性が高い。しかし実際はどうだ? ――やれやれ…くれぐれも僕を殺そうなど滅多なことは考えないほうがいいっと言おうとしたのに…―― ――君たちは私に一泡吹かせようと色々考えているみたいだけどね……!あまり私を怒らせないほうがいいぞ―― 思い出せ……思い出すんだ……奴の言動を……。 ――あんまり調子に乗られると、私自身が手を下さなければならなくなるんだ―― ――こちらとしても、君たちへ罰を与えたという「報告」は今回限りにしたい―― 奴の言葉から捉えられる人物像を読み取るんだ……。 ――『ジョルノ君は僕の元へ辿り着き、果敢に立ち向かった結果、天へ召されました』……なんて「報告」はねッ! ―― ……『辿り着いた』、か。 ジョルノは荒木の居場所を見つけた。だから始末された。あの時の俺のショックは……それなりにでかかったな。 将来の有望ある人物だったのは間違いない。俺が本格的に荒木打倒の決意を固めた瞬間でもあ―― !? これは……どういうことだ。奴はなぜジョルノの敗北を放送でわざわざ流したんだッ!? 第二回放送はトリッシュも死んでいる。 偶然かどうかは別にして、大事な仲間が2人も死んだ結果を流せば俺は一刻も早くこの状況の打破に勤しむ事は当然。 ましてやその仲間を葬ったのが主催者自身だとしたら俺は間違いなく参加者達と同盟を結び、例の『処理』を断行。 最後には荒木の討ち取りへと一直線に向うはずだ。いくら荒木が自己顕示欲の強い人間だとしても軽率すぎるッ! 警告どころか、これではまるで『自分の所に攻めてきてください』と煽っているようなものだ。 ――今から君達には"殺し合い"をしてもらいます!これはゲームです―― ―― これはゲームです―― ―― ゲーム ―― ……『ゲーム』か。 主催者である奴にとって、この状況の何が『ゲーム』だろうか。 俺たちが殺しあう様を上から眺めるという事だけだろうか。 奴の挑発からは『貴様らもっと殺し合え』という意味は余り感じられない。 さっき言ったとおり『反逆したい奴はかかってこい』という意識が見て取れる。 つまり……いささか妄想の飛躍も禁じえないが……、 荒木の真の狙いは 『ゲームとして俺たちを戦わせ、(最後に生き残った者=最強の人物)と戦うこと』なのか? だとしたらジョルノは荒木にとって差し詰め『中ボス』といった所か。 そして大勢の仲間を引き連れて襲撃しようとしている俺は『大ボス』の1人とも言える。 『大ボス』の『仲間』は所詮経験値稼ぎの雑魚……これは言い過ぎだが、奴にとっては大差ないだろう。 ひょっとしたら最初から51人全員と戦うつもりだったのかもしれないな。 『最後に生き残った者は元の世界に返ることが出来る』という奴の言葉も合点がいく。 『最後に生き残った者』は『参加者』とは言っていない。 つまり『荒木本人』が『51人の生き残り』と戦い、結果最後の生き残りになったとしても嘘はついていない。 自分が元の世界に帰ればいいだけのこと。 これでようやく首輪に関するいくつかの疑問も払拭できる。 『首輪にいくつかの欠陥が在る理由』、それは『首輪を**する人間が現れるようにする為』だ。 首輪に存在する数々の欠点は、俺たち51人の誰にも首輪を**するチャンスを生み出している。 もし俺がこのまま全員の首輪を**し、勝つ気満々で荒木を打倒しようとすれば、それこそ奴の思う壺だったわけだ。 スタンド使い対策が不十分でぱっと見ると、粗悪品としか思えぬ首輪。 しかしその実態は俺たちが自らの手によって**した勘違いし、そのまま勢いに乗って荒木を出し抜いたと思い込み、 結局奴と直接一戦を交える為の近道切符だったわけだ。 しかしこれが本当だとすると、荒木自身のスタンド能力が気になるな。 自分の能力によほどの自信が無ければ……こんな事をしようとは思うまい。 * * これまでの流れをもう一度整理してまとめてみよう。 首輪(爆弾付き=確定) ①『死体の首輪は絶対に誤作動を起こさない(完全機能停止)、しかし首輪は機能停止の如何に関わらず破壊可能』 ②『位置把握機能があり、禁止エリアを感知した場合自動的に爆発する(首輪が禁止エリアと識別して成立する)。 だが首輪が無ければ禁止エリアも通過可能、即ち町の外にも脱出可能?』 ③『首輪が無いor首輪が外れた者の識別は出来ない』 ※この場合直前までの盗聴機能が生きる。うまく首輪を外したとしても、 外した者が直前に不穏な行動を見せていれば、荒木はその人物に対して警戒を強めればいい。 外した奴の『演技力』に全てが掛かっていると言えなくもない。 荒木の最終的な狙い(不確定だが可能性高し) ①『参加者の生き残りとの対戦?』 荒木の言う優勝者=51人の中の生き残り=最強の人間? その生き残りとの戦いを望んでいる? ※最後に生き残った者は元の世界に帰れる→参加者とは限らない。荒木自身を指してる?) ※第二回放送でのジョルノを始末したという報告はブチャラティへの煽り? ブチャラティは首輪の**に最も近い存在。(例:首に****を付けて首輪を体から***) ブチャラティが仲間を集めて自分に戦いを挑んで来ることは狙い通り? ※従って荒木は自分の能力に相当な自信アリ? ……ふぅ。とりあえずこんな所か。 とりあえずこの仮説を仗助達に筆談で伝えてみるか。 * * 「ブチャラティさん……本当にアナタが形兆さんを始末したんですか? 」 「問いただしても無駄だぜミキタカ。この人が形兆をヤッたっつーんならヤッたんだろーよ。 冷たい事言うようだけどな、俺には反旗を翻すほうがアイツらしいと思ったぜ? 実際に会った俺が言うんだからな」 「そうですか……せめて本人なのかゾンビだったのか知りたかったです」 「どーだろなー。でもワムウの野郎はジジイの事を青年とか言ってたから……ワムウはゾンビの類かもしれねーぞ。 あいつら1000年は生きてそうなカンジだったからな。ま、流石にもう一度会って聞くつもりはねーがな……」 「『ドッピオ』さんという人物に関して、仗助はどう考えていますか? 」 「わかんねーなぁ……名簿に名前は無いんだからエルメェスさんの勘違いかもしれねぇ……あ、名前の話な?」 白白しい会話をしながら、仗助達は俺に目で合図を送る。 とりあえず一通りの事は彼に話しておいた。 ついでに禁止エリアを始めとした彼らの知らない情報も伝えておいた。 もちろん彼らは既に『俺が形兆を処理した事』について全てを知っている。無論『筆談』でだ。 彼らも形兆の事については『乗り気』だったようだが、今は俺が説得をし、自重してもらっている。 そう、問題は彼らを『いつ、どのタイミング』で『虹村形兆』と同じように『処理』するかなのだ。 今、俺達がいる場所は【E-4】の杜王町商店街付近。時刻は……町の時計を見る限り午後5時50分。微妙だ。 『このあたりに禁止エリアは無い』し、街の中心だけに『人と遭遇しやすい、つまりにもつきやすい』からな。 その上放送が流れれば、ワムウ達が駅から飛び出してくるだろう。 『処理している最中』に『誰かが俺と遭遇すれば』計画は全部水泡に帰す。 そして何より……もしこれからナランチャを始めとする仲間と合流したときに、もし彼らが重傷を負っていたとしたら? ミキタカにここぞという時に何かに変身してもらう必要があったとしたら?(彼は人間には変身出来ないようだが……) 2人を『処理』するタイミングは特に慎重に決めないとな。 まだまだ俺達は知らない事が多い。 ①荒木自身の能力にはあとどれくらいの秘密がかくされているのか? ②荒木の居場所はどこか?(東方仗助曰く、荒木がいた教会は見た事が無いとのこと) ③果たして第三回放送で『アイツ』の名前は『ちゃんと』呼ばれるのか?(作戦の成否に大きく関わってくるので) 荒木打倒へのピースは確実に集まってはいる。 しかし、まだ足りない。表からも裏からも攻めなければ奴は倒せない。 『欠陥品』の『首輪』を用意する時点で、奴の余裕っぷりがみてとれる。 「ブチャラティさん、とりあえずジジィの捜索……手伝ってもらうッスよ」 「南はブチャラティさんが散々探検したんですよね。このまま北へ向かってみるのはどうでしょう? 」 「南を完全に調査し終えたとは言えねーけど……行ってみる価値はあるな。どうッスかね、ブチャラティさん」 自信はある。あわよくば相討ちになる覚悟も出来ている。だがそれだけではダメだ。 『荒木はまだ手の内を全部俺達に見せていない』という事を忘れてはいけない。 ……そろそろ午後六時か。 放送が、流れるな。 【ギャングと学生と宇宙人 (遂に合流ゥ!)】 【杜王商店街(E-4)/1日目/夕方(放送直前)】 【ブローノ・ブチャラティ】 [スタンド]:『スティッキー・フィンガーズ』 [状態]:無傷(かすり傷、右腕の袖の傷は仗助に治してもらいました) [装備]:無し [道具]:支給品一式、フォーク。首輪×2 [思考]: 1)北へ向う。 2)なるべく多くの人を救う。機会があれば仲間と合流 3)荒木の打倒。其の為の秘策アリ?(しかし荒木への警戒は怠らない) 4)『ゲーム』に乗った奴は容赦しないが、ワムウ達はスルー。 [補足1]:ブチャラティはトリッシュがスタンドを使えた事を知りません 【東方仗助】 [スタンド] 『クレイジー・ダイヤモンド』 [時間軸] 四部終了時 [状態] 右太股にツララが貫通した傷(応急手当済み・ 歩行に少し影響)、全身に軽い打撲 [装備] なし [道具] 支給品一式 [思考・状況] 1)どこかに隠れているジョセフを探す為に、北へ向う。 2) 傷ついている参加者がいたら、敵味方関係なくとりあえず『治す』 3)シーザー、シーザーの仲間を探すのは後回し。ドッピオという人物への疑問。 4)打倒荒木! (時間軸のズレに気付いたかもしれない?) [補足1] 仗助は首輪からの盗聴の可能性、禁止エリアの情報を知りました。 [補足2] 仗助は、荒木の能力(時空操作)に気付き始めました。 [補足3] 仗助は埋葬した遺体がジョセフだとは気づいていません。 【ヌ・ミキタカゾ・ンシ】 [スタンド?] 『アース・ウィンド・アンド・ファイアー』 [時間軸] 鋼田一戦後 [状態] 無傷(仗助に治してもらいました) [装備] 支給品一式(地図無し)※ブチャラティに返してもらいました [道具] ポケットティッシュ [思考] 1)ジョセフを探すand味方を集めて多くの人を救いたいので、北に向かう 2)形兆ゾンビ説、というよりワムウの発言(ジョセフ関係)に疑問。 [補足1] ミキタカは首輪からの盗聴の可能性、禁止エリアの情報を知りました。 【ブチャラティの推論のまとめ】 首輪(爆弾付き=確定) ①『死体の首輪は絶対に誤作動を起こさない(完全機能停止)、しかし首輪は機能停止の如何に関わらず破壊可能』 ②『位置把握機能があり、禁止エリアを感知した場合自動的に爆発する(首輪が禁止エリアと識別して成立する)。 だが首輪が無ければ禁止エリアも通過可能、即ち町の外にも脱出可能?』 ③『首輪が無いor首輪が外れた者の識別は出来ない』 ※この場合直前までの盗聴機能が生きる。うまく首輪を外したとしても、 外した者が直前に不穏な行動を見せていれば、荒木はその人物に対して警戒を強めればいい。 外した奴の『演技力』に全てが掛かっていると言えなくもない。 荒木の最終的な狙い(不確定だが可能性高し) ①『参加者の生き残りとの対戦?』 荒木の言う優勝者=51人の中の生き残り=最強の人間? その生き残りとの戦いを望んでいる? ※最後に生き残った者は元の世界に帰れる→参加者とは限らない。荒木自身を指してる?) ※第二回放送でのジョルノを始末したという報告はブチャラティへの煽り? ブチャラティは首輪の**に最も近い存在。(例:首に****を付けて首輪を体から***) ブチャラティが仲間を集めて自分に戦いを挑んで来ることは狙い通り? ※従って荒木は自分のスタンド能力、もしくは戦闘能力に相当な自信アリ? 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 91 形兆死亡(前編)~覚醒~ ブローノ・ブチャラティ 114 荒木討伐隊①~合流~ 95 Judgment Day 東方仗助 114 荒木討伐隊①~合流~ 95 Judgment Day ヌ・ミキタカゾ・ンシ 114 荒木討伐隊①~合流~
https://w.atwiki.jp/cvssyourimessage/pages/490.html
ブローノ・ブチャラティ《出典作:ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風》 VS. 対アースクェイク【サムスピシリーズ:SNK】 「ポルポ以外にこんな図体の人間が居るとはな…」※投稿・管理人 対アスタロト【魔界村シリーズ:CAPCOM】 「何よりも『困難で』…『幸運』なくしては、近づけない道のりだった…おまえに近づくという道のりがな…」※投稿・管理人 対ウィップ【KOFシリーズ:SNK】 「お前に質問する!…誰かの台詞のマネをしてないかい?」※投稿・管理人 対王都楼真悟【逆転裁判2:CAPCOM】 「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」※投稿・acrysion 対ガイル【ストシリーズ:CAPCOM】 「首がガクガクして、スっ取れそうな気分か?これからお前の頭をデッキブラシがわりに転がして床を磨くことだって出来るんだぜ?」※投稿・管理人 対楓【月華の剣士シリーズ:SNK】 「こいつの「面がまえ」…さっきはこんな「目」をしている男ではなかった…まるで「10年」も修羅場をくぐり抜けて来たような…スゴ味と冷徹さを感じる目だ…」※投稿・管理人 対嘉神慎之介(覚醒後)【月華の剣士:SNK】 「…さっき、おまえの目の中に、ダイヤモンドのように固い決意をもつ「気高さ」を見た…だが…堕ちたな…ただのゲス野郎の心に…!!」※投稿・管理人 対風間醍醐【ジャスティス学園シリーズ:CAPCOM】 「人の道だと?おまえのようなシャバ僧から学ぶことなど何もない」※投稿・管理人 対ギース・ハワード【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「こんな世界とはいえ、オレは自分の『信じられる道』を歩いていたい!」※投稿・管理人 対牙神幻十庵【サムスピシリーズ:SNK】 「「殺ス」なんてセリフは…終わってから言うもんだぜ。オレ達「ギャングの世界」ではな」※投稿・管理人 対キム・カッファン【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「ギャングにだって筋道はある。あなたはわれわれが逆恨みのリンチをする殺し屋だとでもいうのか?」※投稿・管理人 対首斬り破沙羅【サムスピシリーズ:SNK】 「隠れて攻撃する能力って事は、それが弱点…。ノロイ野郎だぜ」※投稿・管理人 対クリザリッド【KOFシリーズ:SNK】 「『任務は遂行する』『部下も守る』「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな」※投稿・管理人 対元【ストシリーズ:CAPCOM】 「死にたいヤツが自分の死に方を決めるのも個人の自由だ」※投稿・管理人 対小早川秀秋【戦国BASARAシリーズ:CAPCOM】 「甘ったれた事言ってんじゃあねーぞッ!このクソガキがッ!もう一ペン同じ事をぬかしやがったらてめーをブン殴るッ!」※投稿・管理人 対サガット【ストシリーズ:CAPCOM】 「この男を倒すには!こいつ以上の『覚悟』がある事を!!こいつ自身に見せつけるしかねえッ!覚悟はいいか?オレはできてる」※投稿・管理人 対ザベル・ザロック【ヴァンパイアシリーズ:CAPCOM】 「『死にながらにして生きる』か… 「天」がチョッピリだけ許してくれた偶然の運命って所だな…」※投稿・管理人 対ザンギエフ【ストシリーズ:CAPCOM】 「おまえの異常な力に触れる危険はもうコリゴリだ…少し離れよう…一旦距離をおいてから貴様を始末させてもらおう」※投稿・管理人 対ショーン・マツダ【ストⅢシリーズ:CAPCOM】 「まず「力」をつけるんだ!」※投稿・管理人 対ゼロ【KOFシリーズ:SNK】 「『任務は遂行する』……『部下も守る』おまえごときに両方やるというのは、そうムズかしい事じゃあないな。両方やるのはわけない事だ」※投稿・管理人 対ソドム【ファイナルファイトシリーズ:CAPCOM】 「もう喋るな。話が噛み合わねえ」※投稿・管理人 対ダルシム【ストシリーズ:CAPCOM】 「こ、こいつの体…まるでズッケェロにやられたみたく「コンドーム」みてーにベロベロになっている…」※投稿・管理人 対ディカープリ【ストシリーズ:CAPCOM】 「吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!なにも知らぬ無知なる者を利用する事だ…!!自分の利益だけのために利用する事だ…」※投稿・管理人 対テリー・ボガード【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「その手をふりおろすよりも早く!!オレの『スティッキィ・フィンガーズ』はてめーの全身に『ジッパー』をぶち込む」※投稿・管理人 対トリッシュ・ウナ【GIOGIO黄金の旋風:CAPCOM】 「ネアポリスの郊外に…小さいが……家を持っているんだ…全てが…終わっ…て、もし行くところがないのなら…そこに住むといい…」※投稿・管理人 対ハカン【ストⅣシリーズ:CAPCOM】 「…油と汗が混ざっちまって、嘘をついてる『味』か判別出来んな…」※投稿・管理人 対バレッタ【ヴァンパイアシリーズ:CAPCOM】 「こいつ…オレを殺る気だ「マジ」だ…小娘のくせにオレを始末しようとしている…「ウソ」は言っていない皮膚と汗だ…こいつにはやると言ったらやる……『スゴ味』があるッ!」※投稿・管理人 対ベガ【ストシリーズ:CAPCOM】 「きさまにオレの心は永遠にわかるまいッ!」※投稿・管理人 対マイク・バイソン【ストシリーズ:CAPCOM】 「報酬…?そんな心配はもうするな。おまえが心配することはジッパーでバラバラにされて地面にコロがったあとの事だけだ」※投稿・管理人 対マイケル・マックス【餓狼伝説:SNK】 「何かにつかまれ…………るほどの事もなかったかな。その程度のトロンバ・ダーリャ(竜巻)なら」※投稿・管理人 対マリオネット【ヴァンパイアシリーズ:CAPCOM】 「今のは数秒未来のオレ…!?これは…まさか『キング・クリムゾン』の…!!」※投稿・管理人 対Mr.BIG【龍虎の拳シリーズ:SNK】 「おまえの存在……ジョルノの黄金のような『夢』の障害になりそうだ…排除させてもらう」※投稿・管理人 対矢吹真吾【KOFシリーズ:SNK】 「命まではとらない。しばらく再起不能になってもらう…」※投稿・管理人 対山崎竜二【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「テメェのツラを忘れんだと?そんなシャバイオドシにビクついてギャングがやってられるかどうかはてめー自身が良く知ってるはずだ」※投稿・管理人 対萬三九六【サムスピシリーズ:SNK】 「何をやったって、しくじるもんなのさ。ゲス野郎はな」※投稿・管理人 対李白龍【龍虎の拳シリーズ:SNK】 「お前の売っている薬は合法か…?答えろよ、質問はすでに…拷問に変わっているんだぜ?」※投稿・管理人 対ルーファス【ストⅣシリーズ:CAPCOM】 「口にチャックならぬジッパーだな。やかましいヤツにはこれが一番だ」※投稿・管理人 対ローズ【ストシリーズ:CAPCOM】 「運命とは『眠れる奴隷』だ…オレたちはそれを解き放つことができた…それが勝利なんだ…」※投稿・管理人 対ロレント【ファイナルファイトシリーズ:CAPCOM】 「どうだい。ブルッちまう特技だろう…?お前がバラ蒔いた爆弾をお前の口の中に入れる事だってできるんだぜ?」※投稿・管理人 対ワイラー【龍虎外伝:SNK】 「麻薬をやりたいヤツがやるのは勝手だ。だがしかし!子供に麻薬を売るのだけは許す事ができん」※投稿・管理人 &. &チャン&チョイ【カプエス2:CAPCOM】 「なに見てんだい?うらやましいかい?君たちも殴りたいのか?」『どちらかと言うと、アッシは刻みたい系でヤンス!』※投稿・管理人
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/10559.html
ジッパー 名前:Zipper デビュー:『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』(1988年) 概要 勇敢な水色の小バエ。赤いシャツを着ている。モンタリー・ジャックとは長年の相棒。レスキュー・レンジャーのメンバーとしてチップ、デール、ガジェットともチームワークを披露している。 頑固なモンタリーの理解者であり、他のメンバーとの仲介を果たすこともある。 エピソード チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ 相棒のジッパーと仮の住まいでくつろいでいたモンタリー・ジャックは、ファットキャットの一味を追っていたチップとデールと揉め事を起こす。力自慢のモンタリーだがすばしっこい二匹の連携にお手上げになる。その後、モンタリーもファットキャットに家を壊されたことでチップ&デールと手を組む。モンタリーは旧友ギーゴー・ハックレンチの娘ガジェットと合流し、5人でファットキャットの飼い主であり犯罪者のオルドーン・クロデーンの逮捕に貢献。 その後、5人はレスキュー・レンジャーを結成し、少なくとも60の事件やトラブルを解決に導いている。 チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ (2022) 本作のジッパーは俳優で、TVアニメ版『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』は彼らの大ヒット番組という設定。デールが新番組「00デール」への出演を選んだことから番組のチーム(チップ、デール、ガジェット、モンタリー・ジャック、ジッパー)は解散。ジッパーはガジェットと幸せに暮らしていた。専業主夫としての仕事を難しいながらやりがいのあることだと感じている。また、「Disney Afternoon Fight Fest」のファイターとして参戦している。 登場作品 1980年代 1989年 チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ 1990年代 1990年 チップとデールの大作戦 ★Chip n Dale Rescue Rangers The Adventure in Nimnul s Castle 1993年 チップとデールの大作戦2 2020年代 2020年 ディズニー ソーサラー・アリーナ ダックテイルズ* 2022年 チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ 声 コーリー・バートン(1988年~)デニス・ヘイスバート(2022年) 岡村明美(1992年) 白熊寛嗣(2022年)
https://w.atwiki.jp/jojoasbr/pages/50.html
ブローノ・ブチャラティ
https://w.atwiki.jp/emp3037/pages/1066.html
J-736 魂のブチャラティ J-736 C キャラ 黄金の風 奇 P0 S(2) T2 ☆☆ ●元に戻るだけ……ただ元に… このキャラはアタックできない。このキャラがバトルで敗北した時、このキャラを捨て札にせずこのキャラおよび自分手札のキャラカード1枚を自分リネージの好きな位置に入れてもよい。 風○ ブチャラティ 幽霊 出典: J-044 DIOヘッドのように、バトルで敗北後、リネージ加速を行えるカード。 ただし、「ブチャラティのみ/手札のキャラカードのみ」をリネージに入れることはできない。 必ず2枚入れる必要がある。